◆ グリッサンド
グリッサンドは
\slide{音程}{長さ}{傾き} で出力できます。
「
音程」は記号下端の音程を指定します。
「
長さ」は記号の長さの指定です。
「
傾き」は記号の角度の指定です。
ただし、 musixext.tex をインプットする必要があります。
(該当texファイルの頭に
\input musixext と書くだけ。)
◆ (デ)クレッシェンド
クレッシェンドは、開始地点で
\icresc を書き、
終了地点で
\zmidstaff{\loff\tcresc} と書きます。
デクレッシェンドは、開始地点で
\icresc を書き、
終了地点で
\zmidstaff{\loff\tdecresc} と書きます。
※
\zmidstaff は高さの指定なので変更可能です。
\zmidstaff は1つのパート中で2つの段の中央に出力します。
長さで指定したい場合は、
クレッシェンドが
\zmidstaff{\crescendo{長さ(mm)}} 、
デクレッシェンドが
\zmidstaff{\decrescendo{長さ(mm)}} です。
どちらを使うにせよ、68mm以上は出力できないようです。
◆ リピート
§1. 行の頭からリピートを始めるには……
行の頭からリピートを始めるには、リピート用に1小節分食ってしまいます。
barno で小節番号変更が変更できるので、それを使って小節番号を調整してください。
...(前略)
%m25 %repeat
\barno=24%小節番号変更
\alaligne\leftrepeat
...(後略)
§2. 行の途中からリピートを始めるには……
途中の小節でのリピート開始も同じコマンドを使います。
...(前略)
%mx %repeat
\setleftrepeat%
\bar%
...(後略)
§3. 括弧1、括弧2を書くには……
以下のように書いておくと、次の小節は「1」(終了地点で縦線あり)、
その次の小節は「2」(終了地点で縦線なし)という括弧にくくられます。
※ついでに、その直前でリピート記号も出力しています。
...(前略)
\setvoltabox{1}% 次, 括弧1
\bar%
%----- mx -----
...(中略)
%mx %repeat
\setrightrepeat%
\setvolta{2}\setendvolta% 次, 括弧2
\bar%
...(後略)
§4. 括弧1、括弧2に加え、括弧「3」がある場合は……
...(前略)
\setvoltabox{1}% 次, 括弧1
\bar
%----- mx -----
...(中略)
%mx %repeat
\setrightrepeat%
\setvoltabox{2}\setendvolta% 次, 括弧2
\bar%
%----- mx -----
...(中略)
%mx %repeat
\setrightrepeat%
\setvolta{3}\setendvolta% 次, 括弧3
\bar%
...(後略)
◆ ダ・カーポ
私はテキストとして、
\lcharnote{C}{D.C.} を使っています。
...(前略)
\znotes\lcharnote{C}{D.C.}\en%
\setdoublebar%
...(後略)
◆ (ダル)セーニョ
セーニョは
\segno{音程} で、音程の位置に記号が出力されます。
| \znotes\segno{n}\en% |
ダルセーニョは、(私は)単に文字として出力しています。
ついでにダルセーニョ後の小節線は二重線にしたり。
...(前略)
\znotes\lcharnote{C}{D.S.}\en%
\setdoublebar%
...(後略)
◆ (to)コーダ
コーダは
\coda{音程} で、音程の位置に記号が出力されます。
私の場合は、ついでに「Coda」の文字を表示しています。
| \znotes\coda{o}\zcharnote{q}{ Coda }\en% |
toコーダは、適当に文字列として「to」をくっつけています。
※
znotes 内では横幅がないので、文字列の「to」の後ろにわざと半角スペース「\ 」を入れています。
| \znotes\lcharnote{n}{ to \ \ }\coda{n}\en% |
◆ オクターブ記号
1オクターブ上の場合は、開始地点で次を入力。
→
\znotes\Ioctfinup{参照番号}{音程}\en%
1オクターブ下の場合は、開始地点で次を入力。
→
\znotes\Ioctfindown{参照番号}{音程}\en%
どちらも、終了(前)地点で、次を入力。
→
\znotes\Toctfin{参照番号}\en%
「8」が気に入らない人は、「\startmuflex」の前に
\def\octnumber{\ppffsixteen{8va}}%
と入れるだけで「8va」になります。
高さを調節したい場合は、「\startmuflex」の前に
\def\raisevolta{7\internote}%
を入れます。数値は適宜変えて下さい。
デフォルトは「4\internote」となっています。